こういう老後になるとは思わなかった

「今をしっかり生きる」を心して。

わたしは息子のしもべです。

昨日遅おそに、息子からラインが来ました。
次の土日に帰って食べるから、
置いていったハガキに
しゃぶしゃぶの肉って書いて、投函しておいてとな。

これです。
結婚式の引き出物に貰ったのかな。
届ける日の8日前までに投函しないといけない。
土曜日の晩に食べるには
今日どうしても投函しないと間に合いません。
え~、風邪ひいてんのに外行かすの。
こんな寒い日に。
ゴミの日もパスしようと思っていた私に。
仕方がないので、ゴミを捨てに行ったその足で
朝からポストに行きました。


歳をとってから授かった一人息子です。
かわいいです。
私の誕生日は1/1で息子は1/9です。
この前、お誕生日にもらったのはバスタオル2枚。
自分のお誕生日は、書棚代として10000円もらっとくと言うので
「バスタオルと書棚ってひどくない?」
と一応言ったら、
「あのバスタオルは同じような値段やで。
 ネットで調べてみ~。」と言われました。
調べたら、ほんまや。
7つ星ホテルが使っているとか書いてある。


マイクロコットンタオル、ふ~ん。
そんな贅沢なのはいらんのに。
第一、大きくて収納しにくい。
今度帰って来たら、1枚持って帰ってもらおうと思います。


息子が急に書棚が欲しいと言い出したのは、
この本を読んだからです。

この本に書斎を作れと書いてあります。
「2部屋しかないのに、どこに作るの?」
と聞いたら、ベッドをリビングダイニングに移して
ベッドルームを書斎にすると言う。
ご苦労な事です。
男のロマンってやつですか。


セミダブルのベッドだから、一人で動かせないかも。
「手伝いに行こうか」と連絡を入れたら
すでに、ツブツブの付いた手袋を百均で買って
ベッドの下に敷いて動かしたそうです。
床に傷も付かなかったとか。
がんばりました。
どしっとした書棚ではなく
天井まである壁一面の書棚です。
そんな値段で、地震が来たら大丈夫なのかな…。
結局、書棚代3万円を息子に渡し、
自分で吟味して、お金を足して買うようですが
今は1カ月近く山奥に出張させられているので
書斎作りは進んでおりません。


「知的生活」か。
自分で意識しないと作れない。
昔、全盲の先輩が
「自分の人生は、下りのエスカレーターを
 必死で駆け上がる人生だった。
 ちょっと休むと下っていく。」
と、最後の挨拶で言われました。
ずっと、この言葉を胸に刻んでいます。


昨夜、ブロ友の言葉ではっと我に返りました。
人としての品位を保つためには、
やっていい事とやってはいけない事がある。
誰にも分らないからと言って
やってはいけない事はやってはいけないのです。
私は品位のある人間と、そもそも真逆の人間で
自分で強く意識して生きないと
つい間違った方法を選ぼうとしてしまう。
それを言ってくれる友人が出来たことに、
感謝しています。
下りのエスカレーターを転げ落ちて、
知じゃなく、血だらけになるところでした。
ありがとう。