こういう老後になるとは思わなかった

「今をしっかり生きる」を心して。

若草山・山焼き③

名にし負はば 逢坂山のさねかづら
人に知られで くるよしもがな


ならまちを宿に向かって歩いていたら
百人一首に出てくるさねかづらが
民家に植わっていました。
名札を付けていただいていたので
私にもわかりました。

みんながとっとことっとこと先に行き、
写真を撮れなかったので
ネットからお借りしました。
冬なので、もっと枯れた感じでした。
初めて見たさねかづらに感動しましたが
誰にも共感は得られず。

泊まったお宿。KKRみかさ荘。

お庭も美しく、人も優しく
値段も安く、お料理も美味しく適量でした。
お風呂は温泉ではなく、湯船も狭かったですが
部屋数が少ないのでこんなもんだと思います。

KKRの写真はネットからお借りしました。

裏は若草山。2階だったので
お部屋から見る事ができました。
山焼きの前に花火が打ち上げられました。
うまく写真に納められませんでしたが、
今まで見た中で一番技術がすごい!と思いました。
次々打ち上げられる花火に大歓声。
冬は一段と美しいのですね。

山焼きは手前の木々で全体は見えにくかったのですが、
お部屋から見えるなんてありがたい事です。
窓を開けて見るので、寒くて震えました。
1階の人はベランダに出て見ておられたので
がまんです。

いよいよ山焼き。
太鼓の音が遠くで聞こえます。
少し、焦げた匂いも届いてきました。
山につけられた火が
どんどん山全体に広がって行きます。
昔の人はどんな思いで
この山焼きを眺めていたのでしょうか。
冬の真っ暗な夜空を赤々と染め上げ、
山全体が浮かび上がる壮観な景色に
畏敬の念を抱きながら
家族の無病息災を祈ったのでしょうか。


山焼きはやっぱり宿の中ではなく
もっとそばへ行って
間近に見た方がいいですね。
前の木がじゃまで
燃え上がるまで全体がわかりにくかったです。
「人だらけで行けるかい!」
とすぐ却下されましたが。