こういう老後になるとは思わなかった

「今をしっかり生きる」を心して。

人は信頼に足ると学んで欲しい。

こんにちは。
みなさま、いかがお過ごしですか。
私は何もやる気が起きず
72時間年末SPを観ています。
どの方の言葉からも
励まされます。



棚の上は埃だらけで、
コンロはベトベト。
でも、もう掃除はおしまい。
玄関は一応拭いたので
近所のスーパーで一番安い
しめ飾りを買って
飾って置きました。
神さまがどうとかでなく
奥の年配のご近所さんが
気分いいかなと思って。
同じ階の若い夫婦も
早々とかわいいしめ縄リングを
飾られていて
私は気分が良かったし。



この前、兄の見舞いに行く時
バスを待っていたら
若いおにいさんが来て
私の座っているベンチに座られました。
若いけれど
年寄りの横でも
気にしないんだなぁとか
考えながら
二人でバスを待っていました。
風がきつくて
とても寒い日でした。


遠目にバスが見えたので
「バスが来た。」
と小さな声で知らせてあげて
バス停に並びました。
おにいさんからは
返事はいただけなかったけれど
まぁ、いいでしょ。


バスを降りる時に
一番前にそのおにいさんが
料金を払っていたのですが
めちゃくちゃトロい。
バスに慣れてないのね。
私なんか、年寄りは
トロいと思われたくないので
ポケットにちゃんと用意をしている。


その次に並んでいたのが
小学生二人。その次が私。
さっさとしいや。
とか、心で冗談を言いながら
二人が終わるのを待っていたら
「料金30円足りませんよ。お釣りは出ないから両替機に入れて。」
と運転手さんに言われている。
またか。
背の高い子と小さい子。
男のきょうだいかな?
クラスメート?
小さい子が大きな横長の
大人の持つ財布に
じゃり銭を入れている。
親に持たせて貰ったのだろうか。
秋にバス代は上がっている。
両替機にお金を入れて
不足分を入れ、やっと私の番。


面会の後、
いろいろ用事を済ませ
兄の通帳を記帳しようと
銀行に向かっていたら
後ろからこどもが声をかけて来ました。
「300円貰えませんか?」
「え、どうしたん?」
「帰りのバス代がありません。」


顔を見たら、見覚えのある顔。
持っている財布を見たら
さっきの横長の財布。
あの子らや。
「お金貰われへんかったら、どうするつもりやったん?」
「歩いて帰るつもりでしたが…道が分からなくて。」
いくらか会話をして
素直なしっかりした二人だったので
「スーパーで味噌を買って300円作るから待ってて。」
という事になりました。
この日は息子が来る日だったので
スーパーのワゴンにあった
かすてら焼きを2袋買って
1袋はこの二人にあげました。


兄との会話は
分かるような分からないような
時には同じ話のくり返しで
前には進まない。
「帰るわ。」
「帰れ!!」
で、気分はすぐれず。
その後のこどもとの会話は
心を浄化された思い。
私も昔、電車賃がなくて
知らない人に助けて貰った事がある。
困難に出会ったら
決断力と行動力。
人間を信頼してくれたらいい。
悪い人には出会いませんように。