こういう老後になるとは思わなかった

「今をしっかり生きる」を心して。

“メディア リテラシー”の大切さ。

こんにちは。
昨日から近畿地方も梅雨入りをしたそうで
朝起きたら、白いもやに包まれていて
すっきりしないお天気でした。
7時現在、
室温 28.0℃ 湿度 59.5%
一気に湿度が上がっていますが
朝は冷んやりとして過ごしやすかったです。
夜も寒く感じるくらいでした。



昨夜から帰る予定の息子が
時間になっても、なかなか帰って来ませんでした。
帰ってくれないとたくさん作った夕食が
無駄になるので困ります。
「忘れてるって事ないよね?」
とLINEを入れたら
すぐ電話が返ってきました。
最寄りの駅まで来ているが
発熱したようで
帰るのを躊躇していると言うのです。
身体がだるく、喫茶店に入り
熱を測ったら37.6度あるとの事。
体温計を持ち歩いているのは賢明です。


息子の職場が入っているビルに
最近、感染者が出ていると聞いていたので
え~!と思いましたが
食事は無駄にしたくありません。
一人の部屋に帰らせても
余計に心配になるのは決まっているし
とりあえず帰って来てもらいました。


   食べさせたかったので置いていたヤングコーン。
   ひとつも喜んでくれませんでした。野菜より肉。


再度、体温を測ったら36.6度。
パルスオキシメーター 酸素飽和度 96% ぎりぎりセーフ。
新型コロナに感染した方の話を思い出したら
いったん熱が下がった後、高熱になった方もあり
また上がらないか不安でした。
リビングに続いた和室のおぜんで
食事を取らせました。
離れた距離から向かい合って乾杯。
「貴族のようやね。」と言ったら
「僕も考えていた。」と言っていました。
実際、本当に感染していたら
こんなのん気な事を言っておられないなぁ…
と、この先どうなるのか心配でした。
お風呂に入らず早めに寝ました。
「夜中にしんどくなったら起こすねんで。」
と言って、私も早く寝ました。
今朝、なかなか起きて来ないので心配しましたが
35.5度に下がっていました。
2回測ったと言いました。助かりました!
良かった。


今回、思ったのですが
息子には今後熱があったら
親にうつしたらいけないと思うだろうが
ここへ帰ってくれと言います。
離れた住居に通う方が体力的につらいです。
入院もさせてもらえず
一人でほおっておく訳にもいきません。
家庭内感染を防ぐ事は
非常に難しいとは思いますが
うまく出来ている人もあります。


世の中、“ 自己責任 ” と冷たく言い放つ方もありますが
自分の肉親が感染した時も
そんな言葉を言えるのでしょうか。
「息子を廊下の隅っこで良いから入院させてやってくれ。」
と泣いて懇願された母親の話。
入院先が決まった時には、すでに亡くなられていた。
30歳代。


もう、こんな世界はこりごりです。



息子の発熱騒ぎで
昨夜の “ 報道1930 ” をしっかり観れませんでした。
鳥取県の平井知事、凄いですね!
同じ日本と思えない。
科学的に感染対策をされていて
住民は外食も出来るし経済もある程度回っている。
びっくりしたのは、
PCR検査のCt値に目を向けた対策を
すでに前からされている事です。
知りませんでした。


今回の変異株は感染しやすいので
Ct値が25未満のスーパースプレッダーの周辺を
全員検査しているそうです。
そしてウィルス量の多い株が出ている地域に
「感染増大警報」を県独自で出されている。
知事のお話を聴いていて
専門的な知識を持たれていて驚きました。
観念的な言葉やあいまいな言葉がない。
現場に根差した
具体的なきめ細かな対策を取って
成功させている。
マスコミは毎日のように
大失敗の大阪府知事を出演させて来たけれど
どうして鳥取県の取組みを紹介して来なかったのでしょう。
「田舎だから出来る。都会は無理。」
とか、すぐ言う方がありますが
平井知事は即座に
「人口の多い都会でも出来る。」とおっしゃった。
やる前からやれない理由を探し出し列挙する。
いつまでもそんな事をしていたら
この感染は収まりません。





東大感染研の児玉龍彦さんの作られた資料です。
「もう一度、落ち着いて科学的な方法をみんなで理解する事が
 大事だと思います。」
と、PCR検査に対して間違った見方がまだまだあるので
まずみんなで理解しようと科学的に説明されています。
詳細は、YouTube デモクラシータイムス  2021年5月1日版
【新型コロナと闘うその先の世界へ】の動画で聴く事が出来ます。


Ct値の数字が低い(PCR検査の増幅数が少ない)人ほど
ウィルス量が多く、数字が高い人ほどウィルス量が少ない事を示しています。
この数字は、聞けば本人にも教えてもらえるようです。
Ct値が34以上の人は、偽陽性になる事を防ぐために
“ 要再検 ” と診断され陽性とはしないようです。


以前、PCR検査の正確さは70%だと言う専門家がおられ
いまだにその事を言う方がありますが
今は100%に近い正確さだというのが常識です。
専門家の中には意識的に曲げて発言される方もあるし
しっかり新しい知識を身に付けておられない方もあります。
それに加えて、デマやフェイク情報も交差して入って来るので
私たちは“メディア リテラシー” を身に付ける必要があります。
参考データや文献などを確認する癖を普段から身につけ
複数の情報源を確認し、信憑性の高い情報源を最優先させる。
それが大切だと思います。


長い話になりました。すみません。
なぜ、リキを入れて書いたかと言いますと
先日放送された “ 羽鳥慎一モーニングショー ” で
日本医科大学特任教授・北村義浩さんが、
このCt値を「知らない」と言われた事に驚いたからです。
私でも知っている事をどうして知らないのか。
そして自分の思い込みだけで発言されている事
ー 世田谷区の介護施設に行った検査を
「ボランティアを集めてやったのか知らないが」と発言 ー
に、また驚いてしまったのです。


日本の中でコロナに対する共有すべき情報が
まだまだ共有出来ていない現実。
“ 地球は丸い ” という事が共有出来るレベルで
共有出来るはずのコロナに関する情報が
まだまだ共有出来ていない事を危惧しています。
そこが児玉龍彦さんが
「PCR検査とはどういうものかをまず知ろう」と
発信された理由なのだと思いました。



PVアクセスランキング にほんブログ村