こういう老後になるとは思わなかった

「今をしっかり生きる」を心して。

京のかたな

京都の国立博物館で
 京のかたな~匠のわざと雅のこころ~という
特別展が催されているので、
「行かへんか」と悪友が言ってきました。
特別興味もないし、
どちらかと言うと見たくないので
気のない返事をしていました。


名刀と言って連想するのが
時代劇で見ていた辻斬りです。
暗い辻のすみっこに身をひそめ
歩いてくる町人をばっさりと切り殺し
「この村雨が◎▽□!」
とか言いながら、刀の切れ味に満足するというシーンです。


人殺しの道具を見てどうするの
とか思っていましたが、
テレビで若い人がたくさん来て
平日でも長蛇の列と言っていたことや、
悪友の行きたい気持ちも内心気になっていたので
先日、しゃあなしで行ってきました。

京都国立博物館。美しい建物です。
展示は新館で行われています。


さすがに特別展だけあり、
たくさんの刀が展示されていました。
刀は焼き物と違って窯があるわけではないので
作られた場所も特定しにくく、
後世に伝わりにくい貴重なものだという事です。


写真はネットでお借りしました。


とても美しく思いましたが
知識もなく見ていられるのは30点ほどで、
200点近い展示品は私にはたいくつ。
スルーして悪友を待ちました。
出てきた悪友のご感想。
「さすが、国宝は違う。身震いす…。」
と途中で言葉を止めていました。
「身震いする」に私が反応するとでも思ったのでしょうか。
刀を見て身震いするとは、辻斬りしそうな奴です。


日が暮れるのも早く、博物館を出たらもう真っ暗。
楽しみにしていた京都の紅葉は見られず。
帰り道、京阪七条駅そば
たこ焼き屋さんがやっておられるお店で一杯。
たこわさ、燻製、小芋煮。
たこ焼きはたくさん種類があり、
甘辛、ポン酢、甘カレーをチョイス。
満足でした。